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ティンティン・ウリア:共通するものごと

2,860円

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2024年度開催の「ティンティン・ウリア:共通するものごと」 ティンティン・ウリアの芸術的実践と研究に大きな影響を及ぼしてきたのは、民族的なマイノリティである中国系バリ人である自身の出自、さらには、1965-66年に起こったインドネシア大虐殺のときに行方不明となった祖父の存在です。幼少期から差別を受けてきた経験をもつウリアは、人々が作り出した境界と、その境界を維持するために人々が繰り広げる戦争に関心を抱き、多領域にわたるインスタレーションや映像作品を通して、こうした問題を伝えてきました。ウリアは、個人的な体験に立脚した芸術的実践を通して、私たちの身の回りにあるものごとが、美的要素を獲得することで、人々をつなぐ「共通するものごと」になり得ることに次第に気づくようになります。現在、こうした美的オブジェクトがいかに社会的・政治的変革に結びつくかを調査するプロジェクトを進めています。 日本での初個展となる本展では、比較的初期から現在に至る作品を紹介します。個々の記憶を含む個人的背景が、いかに集団的な行動や、他者との社会的繋がりへと変容し得るのか、という点に着目するウリアの芸術的試みの変遷を、作品を通して体験する機会となります。 寄稿および対談:ヴィンセント・ヘヴィンス、デボラ・M・ゴードン、アリエル・ヘルヤント、カレン・ストラスラー、角奈緒子、ティンティン・ウリア 編集:角奈緒子、ティンティン・ウリア 翻訳:鈴木牧子(pp. 12-15)、角奈緒子(pp. 86-88, pp. 92-94)、石塚洋介(pp. 98-100)、アスリ・プラティウィ・ウランダリ(pp. 104-106) 英文校閲:ヘレン・リックス・ランティング 編集補:洲濱元子、エリック・ラウンド アートディレクション&デザイン:野村勝久(野村デザイン制作室) 印刷:柏村印刷株式会社 図録制作助成:THINGSTIGATE, 101041284, European Research Council 発行:広島市現代美術館 ページ数:114ページ 仕様:A4変形 角奈緒子「ティンティン・ウリアの作品における移動と記憶の相互作用」 ティンティン・ウリア「共通するものごととアイデンティティの美的再構成:瞬間、弾み、そして変化」 図版&解説 オープンプログラム「ミーティングポイントー出会う、知る、交換する」実施記録(一部) ティンティン・ウリアによるレクチャー・パフォーマンス「証拠としての舞踊:起源、帰属、所有権について」実施記録 アリエル・ヘルヤント「パラドックスとしての人種差別ー中国系インドネシア人の場合」 カレン・ストラスラー「不可能だけれど必要:ウリアの共通するものごとと記憶に関する取り組みについての考察」 対談:デボラ・M・ゴードンとティンティン・ウリア「基準線としての寛容さ:集団行動と市民権」 対談:ヴィンセント・ヘヴィンスとティンティン・ウリア「ジャカルタ・メソッド:世界構造の仕組みと可能性」 出品リスト 作家略歴

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